言の葉の葛篭

本や映画や食べたもの飲んだもの、なんでも記録帳です。ゆるゆるやります。

騙されることが気持ち良い映画

私の大好きな映画についても徐々に語っていこうと思います。

休日にじっくり好きな映画を見直すのも好きなんだけど、最近あんまりその時間を持てていません。

 

基本、古い映画が好きなのですが新しいのも観ます。

結構幅広く観ているんじゃないかと思いますが、世の中に良い映画って溢れていて追いつきません。

 

今回は、映画について最初の記事なので、一番好きな映画からいきましょうか。

 

言わずと知れた名作「スティング

movies.yahoo.co.jp

 

【あらすじ(allcinema ONLINE より一部抜粋・書き換え)】

1936年。シカゴの下町で、詐欺師の3人組が通り掛かりの男をヒッカケて金をだまし取った。

彼らが手にしたその金は、いつもとは段違いの思わぬ金額だった。

仲間のうち一人、ルーサーは慎重にいこうとするが、フッカーはその儲けをカジノで当日中に摩ってしまう。

その金は、ニューヨークの大物ロネガンの手下が賭博の上がりをシカゴへ届ける為の金だった。

怒った組織はルーサーを殺害。

彼の復讐を誓ったフッカーは、助けを求めて賭博師ゴンドーフを訪ねた。

最初は嫌がっていたものの、ロネガンの名を聞いて目を光らせる ゴンドーフ。

2人は、ロネガン相手に一世一代の大バクチを企てる……。

 

私がこの作品に出会ったのは、確か16歳の時だったと思います。

今ほど映画に興味が無かったのですが、なぜか父と映画を観にいく話になり、

行ったのが「スパイ・ゲーム」。

当時からブラピは好きだったので、「まぁいいか」くらいの気持ちで行ったんですよね。確か。

そしたら、ロバート・レッドフォードが凄く良かった。

(ちなみに私は小学生の頃にインディ・ジョーンズの「最後の聖戦」以降、

一番好きな俳優はショーン・コネリーというくらいには渋い人が好き)

 

「これは誰!?」

と父に聞いてお勧めされたのが、「スティング」でした。

 

それから、10年以上経って、もう何回観たか忘れました。

 

私はこの作品をきっかけに、ずぶずぶと、自分が生まれる前の映画にはまっていったのです。

 

 

軽快なリズムと気持ちの良い騙しあい

映画「スティング」を語る上で、音楽の話も欠かせません。

作品全体を通して『ジ・エンターテイナー』が流れているわけですが

もう、ぴったりなんですよね。

私が一番好きなのは、ポール・ニューマン演じるヘンリー・ゴンドーフの仲間集めのシーン。

合図で鼻をこするたびに鳴る「チンッ」って音聞くと、にやにやしちゃいます。

 

そしてこの映画の最大のテーマは騙しあいなわけですが、

もうね、初めて観た時は自分があまりにも軽やかに騙されたもんだから、ちょっと悔しかったです。笑

 最後の壮大な騙しが最高で、騙されているのに爽快感というか、本当に「こんな面白いと思うものがあったのか!」と思いました。

本当に面白い映画との出会いは、今でも衝撃を受けますが、この映画に出会ったときの衝撃は忘れられません。

 

演じる男たちのセクシーさ

ポール・ニューマンロバート・レッドフォードも、素晴らしいスターです。

今となっては私はポール・ニューマンの方がどちらかというと好きなのですが、

スティングではロバート・レッドフォードが好き。

特に、決戦は翌日という時に、とある女性の家を訪ねたときのやり取りが渋くって。

こんな台詞、今の映画では出てきませんよ。

 

:あなたのことを知らないわ。
 
:君と同じだ。午前二時に一人ぼっちさ

 

かっっっこよくないですか!?

ちょっと原文がわからないのですが、これはもう、訳者も良い訳あてたなぁ~!と。

 

あとはポール・ニューマンのだらしない格好っていうのも、今改めてみるとセクシーで。いや、もう、とにかく好き。

 

欠かせない「悪役」の存在

そう、この映画はそもそも、ロネガンをぶったおそう!という目的。

つまりしっかり「悪役」がいます。

このロネガンを演じているのが、名優ロバート・ショウ

これがまた良いのです。

007の「ロシアより愛をこめて」とかでも良いのですが、個人的にはスティングでの演じ方が一番好きですね。

いやらしい笑い方とか、足の引きずり方とか(笑)

細かいことまでは書きませんが、とにかく主演2人以外にも、彼にも注目して観て欲しいです。

 

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週末は映画が観たいですね!